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疲れ

毎日疲れますよね。でも「仕方ない」と思って何とかやり過ごしていませんか?病気が原因となって疲れやすくなる事もあります。まず病院に行き、疾患がないかを調べましょう。

甲状腺機能低下症

甲状腺(喉仏の下あたりで、通常は目立ちません。蝶のような形をしていて4cmくらいかな。)は体の代謝を促進するホルモンです。
このホルモンが低下すると疲れやすい、脈が遅くなる、浮腫む、月経異常(授乳期でなくても乳汁分泌がある事も)などの症状が現れます。
原因は甲状腺の炎症、先天的にホルモンが作られない方もいます。また甲状腺を刺激するホルモンを出す頭にある脳下垂体に腫瘍がある場合も原因となります。
採血で甲状腺ホルモンを調べたり、甲状腺エコーで病変がないか観察します(当院では行なっていません)。

貧血

女性は生理があるので、何時の間にか貧血になってることがあります。食べ物から鉄を取るのは意外と難しいです。
症状としては疲れやすい、立ちくらみ、氷が欲しくなる( one point! 冬でも冷凍庫を開けてボリボリ...。私も寒いのに食べまくってました。お酒も弱くなりました。)など。 採血で赤血球、ヘモグロビン、血中鉄などを調べます。病的な原因としては1番多いかもしれませんね( one point! 私は朝ごはんをパンからフルーツグラノーラに変えました。貧血改善されましたよ。)

肝機能障害

胆石や肝炎などで肝酵素が上がるだけではなかなか症状は出ませんが、ビリルビンが上がった時(黄疸ですね)グッタリします。
他に体全体・顔・目が黄色くなる、食欲不振などが見られます。採血でGOT、GPT、γ-GTPなど肝機能を表す数値を調べます。また腹部エコー・CTで胆石や肝硬変などの病変がないか観察します。

糖尿病

遺伝や食生活によりインスリン分泌の低下あるいは抵抗性により高血糖の状態となるものです。
こうの症状としては多飲、多尿、多食、感染しやすい、疲れやすいなどがあります。更に進行すると悪心・嘔吐、手足の神経障害、視覚障害、腎不全、意識障害を起こします。採血で血糖値、HbA1Cや尿糖などを検査します。
また眼底検査、血清クレアチニンなどの採血を追加することもあります。

更年期障害

45~55才頃にみられます。エストロゲンが欠乏する事により起こります。
疲れやすい事から症状が見られる方もいます。他には顔がほてる、汗をかきやすい、動悸、不眠、めまいの症状があります。
採血で女性ホルモン(黄体ホルモン、卵胞刺激ホルモンなど)を測定し、子宮癌検査や乳癌検査も行います。

睡眠時無呼吸症候群

上気道(空気の通り道)が圧迫される事により空気が入りにくくなったり、脳から呼吸指令が出なくなる事によって呼吸が止まってしまう病気です。それにより本来休息をとらなければいけない時間に活動状態となるため、日中眠くなったり、だるさが続いたり、頭が重いような症状が出ます。
肥満だけが原因とは限らず、寝る前の飲酒、高血圧や糖尿病の既往、また首が短く太かったり、舌が大きい事などからも症状が出現します。
検査としては寝ている時の酸素飽和度や脳波などを調べます。

もし上記に当てはまらなかったら、以下の事も考えてみて下さいね。

ちゃんと寝てるのに・・、食べているのに・・と思っていても疲れるし、「疲れなんかない」と思っていても気力でカバーされていているのかもしれません。朝晩や日によっての気温差でも体は影響を受けます。でも体がしっかり整っていれば乗り越えられます。
同じ環境、同じ悩みがあっても疲れの度合いが違うのは何か原因があるのかもしれません。

気虚

気(エネルギー)が足りなくなっている状態です。気には体を温める働き、菌などの侵入を防ぐ働き、血液の流れ・代謝を促進する働き、臓器の下垂・血液や尿の漏れを防ぐ働き、血液や体液を作り汗や尿にする働きがあります。それらの働きが低下し、以下の症状もみられます。

伴う症状
横になると楽( one point! 水滞との違いはココ!水滞は重だるいけど横にはならないのです)
風邪を引きやすい、食欲不振、無気力、胃下垂、下痢
原因
過労、睡眠不足、ダイエット、朝ごはんを食べない
気を補う食材
ホタテ貝、豚肉、もち米、山芋、りんご、牛肉、カボチャ、玄米、サツマイモ、小麦など
気を補う生薬
人蔘、山薬、甘草、大棗、膠飴、白朮、黄耆
規則正しい生活を心がけましょう。
気は朝作られるため早寝早起きは大事です。朝ご飯を食べないと力が入りません。
お肉を食べないと力が入りません。食事はきちんと取りましょう!
水滞

体の中の水分が過剰になったり、上手く回らず溜まってしまう状態です。雨の日や梅雨時期は湿気が強くなるので症状が出やすくなります( one point! 頭痛の欄も参照して下さい。)

伴う症状
むくみ( one point! 私の知り合いは当帰芍薬散でむくみが取れ2kg減ったそうです)、下痢、頭痛、めまい・立ちくらみ、ポリープや脂肪腫
原因
冷え、お酒などの水分の取りすぎ
水の流れを整える食材
梨、茄子、ハトムギ、あさり、昆布、キュウリなど
水の流れを整える生薬
薏苡仁、猪苓、茯苓、沢瀉、木通、車前子
体を冷やさないこと
日当たりを良くし、布団を干しましょう。また水分を取りすぎないように。
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