女性医師によるマンモグラフィ乳がん検診
乳がん検診について
当院は女性医師と女性検査技師によるマンモグラフィを用いた乳がん検診を実施しております、お気軽にご相談・受診下さい。
乳がん検診の流れ
問診・視触診
最初に「乳房にいつごろから、どんな症状があるのか」などの問診を行います。その後、乳房のひきつれやただれ、乳頭のへこみなど、皮膚表面の変化を視診で確かめます。つぎに触診で、しこりの有無や様子、乳頭からの分泌物をみていきます。
マンモグラフィ検診
マンモグラフィは、乳房専用のレントゲン撮影のことです。
乳房を圧迫して乳腺の陰を撮影し、しこりの形や乳腺の乱れ、石灰化などを見つけます。
乳がんの早期発見に役立つ検査です。
痛いという評判だけで敬遠してしまいますが、それほど痛いものではありません。
もし生理前の胸の痛み、張りがあるようなら生理後に受診するようお願い致します。
第2、4週の水曜・土曜日の午前午後になります(要予約)
エコー検診
乳房に超音波をあてて、乳房内部からはねかえってくる反射波(エコー)を画像化して乳腺の状態を調べる検査です。
マンモグラフィで乳腺に隠れたしこりを見つけることができます。
またしこりを見つけた場合には、しこりの形や、その内容などをみていきます。
マンモグラフィでは真っ白に写ってしまう若い女性にも有効です。
- 石灰化が見つかった場合
良性の石灰化、悪性の石灰化を判断し、必要な検査を追加します。
超音波で石灰化が見えなければ、ステレオマンモトーム生検を行います。
(ステレオマンモトーム生検は他院を紹介します) - しこりが見つかった場合
まずは、良性のしこりなのか、がんを疑うしこりなのかを判断します。
明らかに良性であれば、そこで終了です。良性、悪性の判断がつかない場合、または、念のために、注射の針による細胞診、超音波マンモトームを用いた組織診を行います。
検診で異常が見つかればその場で検査を追加し、後日精密検査となることがありません。
(検診が目的でも、保険証をお持ち下さい。)
自覚症状がある場合
しこりや分泌物などの自覚症状がある場合は「検診」を受けるのではではなく「受診」をしてください。受診の場合は、保険診療にて精密検査が行えます。症状がない人は自費の診療になります。
自費による検診の料金
検診方法 | 料金 |
---|---|
視触診+マンモグラフィ+超音波 | 11,000円 |
視触診+マンモグラフィ | 6,600円 |
視触診+超音波のみ | 6,600円 |
マンモグラフィーのみ | 4,400円 |
超音波のみ | 4,400円 |
また、自覚症状がなく検診を受けた後で精密検査を受ける場合も、自覚症状があり精密検査を受ける場合も、症状によって検査方法などは異なりますが診断されるまでのフローは大体同じです。
マンモグラフィ検査についてよくあるご質問
- レントゲンの被爆による危険はないの?
1回のマンモグラフィによる被爆量はおよそ1~3ミリグレイで、毎年放射線を浴び続ける場合でも体の大部分の部位の安全域は500ミリグレイであることから、1回のマンモグラフィによる被爆量はその100分の1以下の量でほとんど危険性はないと言えます。 - マンモグラフィで何がわかるの?
触っても判らないような小さな乳がんや、微細石灰化といって砂粒のような乳がんに時々みられるものも写すことができます。 - マンモグラフィ検診は視触診による検診に比べ有効なの?
欧米ではマンモグラフィを用いた乳がん検診が一般的で、乳がんによる死亡率を減少させる効果が得られています。わが国では以前、視触診のみによる検診が多く行われていましたが、視触診による乳がん検診の限界が指摘され、厚生労働省も視触診のみによる乳がん検診を見直しました。わが国でもようやく最近マンモグラフィ検診による死亡率減少が認められ、多くの乳がんが早期に見つかることにより更に死亡率の減少につながることが予想されます。 - 乳がん検診はいつごろ受診したらいいの?
閉経前の方は生理が始まってから1~2週間前後がベターですが、検診はいつでも可能です。